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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/08/15(月)22:01:39.80
ID:39dE9Dev0

理樹部屋
恭介(部屋に入ると、理樹は制服に着替えている最中だった)
理樹「あれ。どうしたの恭介?」
恭介「真人にハンドグリップを持ってくるよう頼まれたのさ。せめて腕だけでも鍛えたいらしい」
理樹「えっ、今から行くの?」
恭介「ああ。今日は休みなんだ」
恭介(本当は嘘だった。今日はただサボりたかっただけで、これから真人のお見舞いがてら映画を観に行くつもりだ。この計画を話すには理樹は少し真面目過ぎる)
理樹「そっか、それじゃあ真人によろしく言っておいてよ」
恭介(理樹は、鏡に映った男の身だしなみをチェックしながら言った)
恭介「分かった」
理樹「それじゃあ僕はもう出るよ。土曜日、また一緒に行こうね」
バタン…
恭介(そう言うと理樹は食堂に向かって行った。もしも昨日、男子寮の階段全段飛びなんて挑戦しなければそこに真人も付いていったんだろうが、お陰様で奴は病院の飯を食うハメになっていた。今頃、カツ丼を恋しがっているに違いない)
恭介「さて……」
恭介(今、部屋には俺の他に誰もいない。当分帰ってくることもないだろう。という事は少しくらい部屋を漁ってもバレたりはしないという訳だ)
恭介「ふっ、少し拝見させてもらうぜ☆」
恭介(あいつらの兄貴分である以上、色々と知っておくべき事がある。趣味趣向なんかがそうだ)
恭介「さあて、まずは理樹のベッドでも確かめさせてもらうかな!」
恭介(理樹はああ見えてませているからな。案外とんでもないモノが見つかるかもしれない。あまり知られてはいないが、この学校から支給されたベッドには、マットレスの下に物入れが付いている。隠しものをするにはおあつらえ向きだ)
恭介「……っしょと」
恭介(マットレスを引っぺがし、蓋を開けた)
恭介「さあ理樹は何フェチ…………だ?」
恭介(そこには写真があった。あらゆる角度から”ソレ”が写っていた。どれも鮮明で、一目見ただけで何が目的なのか分かる程だった。これもフェチの一種なのだろうか?もしそうだとするならば、もし、それに名前をつけ
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/08/11(木)20:27:12.65
ID:TsxD0suO0
理樹部屋
理樹(ちょうど野球盤に飽き飽きしていた頃、真人がふと思い出したかのように言った)
恭介「なんだそいつは?」
真人「ちょうどここに5人いるだろ?まず一人一人に紙とペンを用意してもらう」
真人「そして5人は配られた紙に『いつ』『どこで』『誰が』『何を』『どうした』というお題に合った言葉を自由に書き込む。1人で全部書くんじゃなく、あくまで5つのうち割り当てられた物だけだ」
謙吾「つまり、例えば俺は『いつ』だけ書き込み、真人は『どこで』だけを書くということだな」
鈴「面白そうだ」
理樹(真人にしては珍しく、鈴も乗るようなまともな提案だった)
真人「で、完成したのを誰が実行する」
理樹(やっぱりまともじゃなかった!)
理樹「いやいやいや!!それ結構リスキーだよ!?誰かが変なこと書いたらどんな恐ろしいことが……!」
恭介「安心しろ。この面子ならそんな無茶なことは書かねえよ」
理樹「そ、そうかな……でもそれのどこに筋肉要素があるの?」
真人「誰かが実行している間、他の全員はそれを見守りながら筋トレする」
理樹「肝心の筋肉の部分雑過ぎない?」

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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/08/02(火)22:39:09.27
ID:TWUEfI3CO
アパート
居間
理樹(事件が起きたのは、いつものように3人で朝食を取っている時だった。その日はフォークと陶器がぶつかる音くらいしか聴こえないほど静かだったのを覚えている)
葉留佳「ねーねー、あとどのくらいで学校戻れるのかな」
佳奈多「さあね。最低でもあと一ヶ月はかかるかしら」
葉留佳「はあ、最初は学校サボれるなんてラッキー!とか思ってたけどこうも続くと寂しくなりますナァ……」
理樹「僕も、そろそろ食堂のご飯が恋しくなってきたよ」
理樹(僕らは休学届けを出してからこのアパートで暮らすようになってから既に一ヶ月が経っていた。その間に二木さん達の両親や”彼ら”の内部にいた味方の人達によって一族の人間は順当に法的措置が講じられていった。しかしまだ裁判で粘って外にいる人達がいる。どんな手段を取っても勝てないのはあちらも承知のはずだが、それでも時間稼ぎをしているのは、きっと僕らを探すためだろう。つまり、その人達が然るべき場所に移るまでは僕らもまだ安心して学校には戻れないというわけだ)
佳奈多「……なに、私の料理にはもう飽きたって?」
理樹「あっ、いや、決してそういう意味ではなくて……」
佳奈多「葉留佳もちゃんと勉強してる?もしも学校に早く戻れたら中間テストには間に合うだろうし、その時になって『うわー!テスト勉強やってなーい!』なんて言っても言い訳にはならないわよ」
葉留佳「…………や、やっぱりしばらく戻りたくないなー……なんちて」
理樹(とはいえ、ここの暮らしも苦ではない。急いで決めた割には良い街だった。静かでのんびりとした僕向けの田舎で、学校やあの家からはかなり遠い場所にあるので見つかることはまずないだろう。一つ不満があるとすれば映画館が遠いということくらいだ)

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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/07/24(日)23:12:22.91
ID:TQvr5+dc0

理樹部屋
理樹(今日は恭介の号令のもと、珍しくバスターズのメンバー全員が僕の部屋に集合していた)
理樹「な、なに言ってるの恭介…?」
恭介「ホラーだよ。やっぱ夏の定番と言えばこれだな」
クド「わ、わふー!?ま、また”アレ”をやるんですか!?」
理樹(クドが青ざめながら叫んだ)
恭介「いや、アレはしない。第一、準備が面倒だからな」
葉留佳「ノリノリで『第1回』とか付けちゃったのに!?」
理樹(恭介達の言うアレとは『第1回ホラー・NO・RYO大会』という平たく言えば学校を使った肝試しだ)
真人「じゃあどうやってホラーするんだよ恭介?」
恭介「肝試し以外にも肝を冷やす手段はある。そう、例えば怪談話とかな」
謙吾「なるほど。だから全員ここに集めたのか」
理樹(どうやら恭介はここでその怪談を繰り広げるつもりのようだ)
鈴「あたしお腹いなくなってきた」
恭介「おっと鈴!1人で帰っていいのか?こんな夜中に1人で外を出歩いていると”出る”かもしれないぜ……?」
鈴「ヒクッ……!」
理樹(恭介が大人気なく先回りして釘を打った)
美魚「明かりを消しましょうか?」
恭介「そうだな。ここは携帯のライトだけでいいだろう」
理樹(西園さんが珍しくノリノリだ)
小毬「り、鈴ちゃん…一緒に帰……っ」
来ヶ谷「念のため私が扉の前に立っておこう」
理樹(来ヶ谷さんがここで初めて口を開いた。どうやら恭介の催しに賛成らしい)
小毬「ふ、ふぇぇ……」

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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/07/03(日)01:18:24.76
ID:bVYZzUg40
理樹(今日は雨の音で目が覚めた)
真人「スゥ……ハァ…」
理樹「……………………」
理樹(まだ朝の6時、朝練の生徒もいないので静かな朝だった)
理樹「ううん……」
理樹(どんよりとした雲が空を憂鬱な色に染めげている。涼しくなっているのだけはありがたいけど)
理樹(薄暗い部屋だったが、真人が珍しくまだ起きてないので電気を点けるのはやめておいた)
理樹「……………………」
理樹(ポリポリと頭をかいた。最近授業はテスト勉強の自習だけで面白くない。雨なので野球の練習もないだろう)
理樹(…………金はある。よし)
理樹「今日はサボるか」

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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/07/03(日)16:27:17.63
ID:GYFg5b+N0
理樹「やっぱ昼休みに駅前のパン屋までパン買いに行くなんてムチャだったんだよ!」
謙吾「くっ!抜け出したことがバレたら停学まであるぞ!」
真人「うおおおおお!まだ、まだだ!俺の筋肉はもっと速く走れる!」
恭介「くそっ、正門まで回ってる時間はねえ!この塀を乗り越えるぞ!」

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1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/06/25(土)00:58:57.72
ID:o52bN3mO0
裏庭
恭介(鈴が凄い形相で読書中の俺の元に駆け寄ってきた。全力で走ってきたんだろう。既に肩で息をしている)
鈴「どーもこーもない!今日、中庭で猫の世話してたらなんかあたしを見つけるなり近づいてきたんだ!」
恭介(今の説明だけだとまったく問題がないように感じる)
恭介「おいおい、そりゃ理樹はお前の彼氏なんだし近寄るくらい当たり前だろ。むしろなんで逃げてくるんだよ」
恭介(もしや、もう倦怠期という奴なのか。最近の若者はませてるなあ)
鈴「だって……あっ、来た」
「……ぅ……ぐす……」
恭介「ん?………うおっ!?」
恭介(鈴が走ってきた道からノロノロと己の体を引きずるような歩きでこちらに近づいてくる生徒がいた。よく見ると、それは俺もよく知っている男だった)
理樹「鈴…鈴……なんで僕の元から離れるのさ…僕はこんなにも鈴のことを愛してるのに……!」
恭介(何故か理樹がボロ泣きで鈴に愛を囁いている。その言葉は呪いの呪文のようで、全身から悲しみのオーラが湧き出ている。いったいどうしたらこんな事になるんだ)
鈴「……恭介はあんな状態の理樹が追ってきても逃げないのか?」
恭介「いや…えっと……」
恭介(確かに俺だったら一旦部屋に籠って、震えながら真人達に助けを要請するだろうな)

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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/30(月)21:30:44.76
ID:rcEyHt1q0
…………………………………………
……………………

理樹(気がつくと沙耶が隣にいた。ぼくらは裏庭のベンチに仲良く座っていた)
沙耶「ねえ理樹くん。今日はお弁当持ってきたわよ!毎日の戦いで疲れたろうなーっと思って、特別に用意してきたんだからありがたく食べなさいっ」
理樹「沙耶!?」
理樹(僕がびっくりすると沙耶も少し困惑した)
沙耶「どうしたの?大声あげて」
理樹「あっ、いや、なんでもない…もらうよ」
理樹(変な目で見られてしまった。しかし、僕はそんなことを気にしていられるほど冷静ではなかった。なぜなら沙耶が僕の隣にいるから!)
理樹(沙耶!なんで生きているんだろう!?めちゃくちゃ嬉しいよ。とても現実とは思えない!でも、沙耶が現にここにいる。別にそれでいいじゃないか。他に何も考える必要はない)
理樹「うわぁ美味しそう」
沙耶「えっ……そ、そう!?」
理樹「うん。とっても!」
沙耶「えへへ……」
理樹(沙耶の笑顔は美しい。最後に思い出せる彼女のそれとなんら変わりない。また、間近でこれに出会えるとは)
理樹「沙耶、ごめん。食べる前にちょっといいかな?」
沙耶「なに?」
理樹「抱きしめさせて!沙耶がいなくて今まで寂しかったんだ。いきなり気持ち悪いと言われるかもしれないけど、とにかくそうしたくてたまらないんだ!」
理樹(沙耶は空を見ながら少し困った顔をした)
沙耶「うーん………」
沙耶「ま、理樹くんの性格はだいたい分かってるつもりだし。……いいわ」
理樹「!」
理樹(もはや言う言葉が見つからない。餓死寸前の人間が食べ物でいっぱいの袋を見つけた時のように、夢中で沙耶を包み込み、体温を感じることだけを考えていた)
理樹「沙耶!」

ピピピピピピ…………
理樹「………………」

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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/22(日)23:16:45.64
ID:rBs3LffE0
怪しげな研究室
マッド鈴木「では力んでみてくれたまえ」
美魚「んっ……………どうでしょうか?」
マッド鈴木「どうだ?」
科学部部員「ダメっぽいッス!基準値を下回っているッス!」
マッド鈴木「チッ……そのエネルギー保存液も捨てておけ。微弱なNYPを含んでいるとはいえ危険である事は変わりない」
科学部部員「ハッ!」
美魚「……もう、帰ってもよろしいでしょうか?」
マッド鈴木「ま、待ってくれ!くそうっ!どうして『なんだかよく分からないパワー』通称”NYP”は発動しない!」
美魚「はぁ」
マッド鈴木「ええい、仕方がない!NYP拡大装置の設定を最大限まで上げろ!」
科学部部員「し、しかし……」
マッド鈴木「やれと言ったらやれ!」
科学部部員「サ、サーイエッサー!」
パチンッ
ボボボボボ………
マッド鈴木「さあ西園君!」
美魚「はい…………はっ」
ピピピピピピピ……
マッド鈴木「こ、これは!?」
科学部部員「部長!メーターが振り切ってるッス!こ、このままじゃ……」
ドドドドドドォォォオーーーーーッッ!!!
「「「うわぁぁあああーーーっっ!!!」」」
シューーッ………
科学部部員「部長!起きて下さい!部長!」
マッド鈴木「……………ハッ!ここは…」
科学部部員「しっかりしてください!あなたは先ほどの機械の爆発で気を失っていたんですよ!」
マッド鈴木「…西園君は……?」
科学部部員「ああ、それならさっき研究室から出て行きましたが………」
マッド鈴木「な、なんだと!?」
西園「………フフフ…」

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1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/14(土)22:37:58.01
ID:xJzPn5wN0

理樹部屋
理樹「……ダウト!1億円!」
真人「な、なんでバレたんだぁーーっ!?」
謙吾「おい、うるさいぞ」
真人「だ、だって理樹が俺の時だけ百発百中で当てやがるから……」
理樹「真人は顔に出やすいからすぐ嘘が分かるんだよ」
恭介「どうせ外もうるさいんだ。少しくらい許してやれ」
恭介(そう、外は真人の絶望をかき消すほどうるさい雨だった。この季節はどうもジメジメするので好きになれない)
理樹「うーん。それにしてもなんか飽きちゃったな。人生ゲームしない?」
謙吾「よし、分かった…」
コンコンッ
恭介(と、謙吾がボードを手にした直後、ノックの音がした)
理樹「誰だろう?」
恭介(理樹が扉を開けると、2人の人物がニコニコと立っていた)
小毬「理樹君!大変なのです!」
クド「なのです!」

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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/08(日)21:07:48.34
ID:MraECVv50
電車内
ガタンガタン……
理樹「………………」
佐々美「………………」
ピトッ
佐々美「っ……」
カクッ
理樹「くっ……」
理樹(今、僕は右肩に全神経を集中させている。その理由は見れば分かるだろう。多分、男なら誰だってそうする)

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1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/05(木)23:39:35.63
ID:4P8JKqfq0
理樹(時は流れようやくお家のゴタゴタも片付いた。二木さん達を付け狙う人達はようやく収まるべき所へ収まり、僕らは再び学校へ帰ってこれたのだ)
あーちゃん先輩「ねえねえ!それで3人生活ってぶっちゃけどうだったの!?おばさんにも聴かせてくれないかしら!」
理樹「だから語るような事じゃないですよ。慣れたら家族みたいなものですから…」
あーちゃん先輩「えっ!まさか!かなちゃんともうそんな関係に……!いやいやいや、それとも三枝さんと!?」
理樹「そんなんじゃないですって!」
理樹(そして放課後、僕は相変わらずほぼ毎日この部屋に来ている。とっくに縁が切れても良いはずなのに未だに仕事を手伝っているのは、もはや習慣みたいなものだからかもしれない。もしくはこれから来るもう1人の……)
コンコン
あーちゃん先輩「あっ、噂をすれば……」
ガチャ
佳奈多「………あら、今日はあーちゃん先輩もいたんですね。手伝ってくれるんですか?」
理樹(……もう1人の仕事仲間がいるからだろうか)

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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/05/02(月)20:53:16.57
ID:i9lAYUf80
理樹(僕らリトルバスターズの5人は電車の中で疲れ果てていた。久々に初期メンバーだけで街へ行ったのでつい子供の時の無邪気さを思い出してしまったのだ)
理樹(それはそれで楽しかったが身体の方は昔とは違う。無限に溢れ出るガソリンのような元気はもう残っていなかった)
真人「はぁぁ……もう走れねえ…眠い…」
謙吾「とはいえ学校はまだここから30分はあるぞ…座る席があればそのまま少し仮眠を取れただろうが…」
理樹(謙吾は歯切れが悪そうに言葉を中断した。それもそのはず、今この車両の中で座れそうなスペースは絶妙にも僕らの目の前にある一人分しか残されていなかったからだ)
恭介「………………」
鈴「ふああぁ……」
理樹(おそらく全員の疲労は限界まで達しているだろう。誰もがこの30分の間ただ突っ立っているままだなんて考えられないはず。しかしこの状況から抜け出せるチケットは1枚だけ。他の4人は必ず譲らなければならない)
理樹(今、10年来の友情が試されようとしている)

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1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/12(火)22:58:59.13
ID:ZDvxXEQ30
理樹部屋
理樹(真人が怪我で入院した。なんでも原因は階段からすっ転んでしまったという真人らしい理由だ)
謙吾「階段から落ちたにしては結構な怪我だったな…」
理樹「うん。命に別状はないらしいけどね…」
謙吾「それで?今日はどんな用で俺を呼んだんだ。まさか1人が寂しいという訳でもあるまい」
理樹「ごめん。割と当たってる」
謙吾「なに?」
理樹「実はさ、真人がいなくなってから部屋の様子がおかしいんだ」
謙吾「………ほう」

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1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/10(日)21:27:55.75
ID:ttclOvCn0

どこかの駅
佳奈多(ホームから出たところで後ろから誰かに声をかけられた)
「…あれっ……二木さん…だよね?」
佳奈多(ナンパかと思って振り向いてみればそうでもなさそうだ)
佳奈多「…………直枝?」
居酒屋
佳奈多(仕事のストレスを発散したい気持ちもあり、再会を祝して直枝の提案で近くの居酒屋に入ることにした)
佳奈多(しかしそこはいかにも店主の趣味で始めたって感じで清潔さもあまりなくこじんまりとした店だった。他の客も常連らしいお爺さんお婆さんばかりで駅の近くというのが唯一の取り柄だ)
理樹「いやぁ、こんな偶然もあるんだねえ」
佳奈多「まったくよ。卒業してからもう2度と見ないかと思ったわ」
佳奈多(それにしても久しぶりに出会った直枝は少し顔つきが大人っぽくなっていた。身長も……伸びたのかしら?)
理樹「ははは、酷いな…一時期は一緒に暮らしてた事もあったのに」
佳奈多「ほんの一時期よ。今思うとなんで直枝と一緒に暮らす必要性なんか無かったのに」
理樹「いや、まあ…」
「生ビールお待たせしましたー」
佳奈多(今日はとことん飲もう。今日の上司に対するやり場のない怒りをちょうど目の前にいる男にぶつけるんだ)
佳奈多「ところで今日、別にわざわざ話すようなことでもないし私はあんまり気にしていないんだけど会社でこんなことがあったのよ」
2:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/04/10(日)21:28:49.63
ID:ttclOvCn0
学校を卒業して数年後の話

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1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/22(火)01:01:13.47
ID:Ym04EY5I0
理樹(今日は10時に起きた。休日だから助かったものの、いつもなら学校のこともあるし7時には起きるはずなんだけどいったい何で生活バランスが崩れたんだろう。昨日は鈴と初デートに行ったからその緊張が何かに関係したのかもしれない)
理樹「どっこいしょ……っと?」
理樹(ベッドから起き上がると全身に違和感が走った。動くたびビリリと痺れるような感覚だ。……筋肉痛になっている)
理樹「……………」
理樹(昨日の行動を振り返ってもそこまで激しい運動はしていなかったはずだ。電車に乗って街の定番スポットをぐるりと回っただけだし…まあ、そんな気にすることでもないけど)
理樹「……とにかく顔を洗おう」
洗面所
理樹「………っ!!」
理樹(今日はやけに変なことが多い。しかし、中でもこれは今までよりとびきり異常性が高く、また恐怖心も煽られた)
”誰も信用するな”
理樹(歯を磨いている途中で袖に水がかかってしまった時のことだった。ふと肩まで濡れた袖を捲ろうとすると自分の肘から手首の間にこんな文字が書かれてあったんだ)
理樹「な、な、な……」
理樹(いつの間に書かれていたんだろう。おそらくボールペンが使われていると思う。その荒々しい文字から緊迫した状況、または精神状態で綴ったに違いない)
理樹(ただひとつ分かることは、自分で書いた記憶は一切ないということだ)

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1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/16(水)23:32:51.83
ID:Lc/RAcYH0
理樹部屋
理樹(今日の夜、いつも通り5人でだべろうかと思っているとドアから思いつめた顔で恭介が入ってきた)
恭介「…………………」
理樹(いつもの何を考えてるか分からない不敵な笑みが消えているということは恐ろしくまずい事が起きたんだろう。思わず4人で顔を見つめあった)
謙吾「ど、どうしたんだ恭介?あまり表情が乏しくないじゃないか…」
理樹(謙吾が先陣を切った)
恭介「そうだな…今から言うことは冗談じゃない」
鈴「いきなり何を?」
理樹(コタツに座らずその姿勢のまま僕らを見つめると、深呼吸してはっきり言った)
恭介「………真人が留年する!!」

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1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/03/04(金)22:53:26.05
ID:yAq578+70
リトルバスターズメンバーのみの修学旅行の帰りにて
ブロロロロロロ
車内
理樹「すぅ………」
恭介「やれやれ、とうとう理樹も寝ちまったか。あと生き残ってるのは?」
来ヶ谷「後ろは私だけだ。上の2人もきっと寝てるんだろう」
恭介「そうか」
来ヶ谷「音楽でも…と言いたいところだがせっかく休んでいるのを起こすのは忍びないな」
恭介「おっ、退屈か?なら俺のハラハラドキドキする冒険譚を聞かせるが」
来ヶ谷「ふふっ…せっかく語ってくれるならここでしか聴けない話の方が良い」
恭介「ここでしか聴けない話?」
来ヶ谷「女風呂を初めて覗いた感想」
恭介「ブッ!!」

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1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/26(金)22:16:36.27
ID:gq3CHnK70
夕方
グラウンド
恭介「よし、今日はここまでだ」
理樹(僕らはいつも野球の練習を切り上げた後は西園さんのお茶を貰うことになっている。しかし、今日はいつものようには行かないだろう。何故なら…)
西園「直枝さん。お疲れ様です」
理樹「うん、ありがとう西園さん」
ゴクッ
理樹「グ、グフ!!」
西園「……?」
理樹「あ……あ、ああ……!!」
バタンッ
理樹「……………………」
理樹(安心してほしい。僕は全くもって身体に異常はない。むしろ絶好調過ぎて顔がにやけそうになっている。では何故倒れているのか?それはすべて西園さんをドッキリでハメる為だ!)

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1:
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/02/21(日)10:30:02.57
ID:fxniJOdOO
理樹(ナルコレプシー…僕があるきっかけから発症してしまった眠り病だ。この病は、時間を問わず突然寝てしまうという日常生活の上で非常に厄介な問題である)
理樹(しかし幸いにもある日にその病を小毬さんにセクハラを行うことで症状を抑えることを発見をしたのだ。早速このことを恭介に報告した。これは学会で今後の睡眠障害に関する脳医学において重要な発見であると報告出来るんじゃないだろうか?しかし恭介からの対応は冷たいものだった)
理樹「僕もよく分からないんだ。ただ気付いたのも最近で、小毬さんにセクハラしてからあまり起きなくなってきたんだ」
恭介「………理樹、お前はきっと疲れているんだ。今日はもう休んだほうがいい。幸いここはお前の部屋だ。すぐ隣にベッドがあるぞ」
理樹「………人の話聞いてる?眠くならなくなったって事なんだけど」
恭介「ダメだこいつ早くなんとかしねえと」
理樹(恭介は理由もよく説明しないまま部屋を出て行ってしまった。まだ彼には理解が及ばない話だったかもしれない。まあ無理もない。実際他の事で抑えられているのかもしれないし、『はいこうです』と即刻実証出来るものでもないからだ)
理樹(だけど実際に効いているのは効いているのだからそうする他あるまい。これは仕方のないことなんだ)

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